ビットコインの少額課金サービスSatoshiPayとは??
どうも、Kenです。渦、巻いてます。
ビットコインの勉強をするために「仮想通貨革命で働き方が変わる」という本を読んでいました。
そこには未来のウェブコンテンツのビジネスモデルがどのように変遷されているかが語られていて、その中の一つに、
SatoshiPay
というビットコインを少額から課金できるサービスが紹介されていました。
ウェブ上のコンテンツに簡単に課金できることを目的とする。支払われた料金の受け取りはビットコインで行なう。支払いは、ビットコインのほかPayPalなどでもできる。コンテンツ料金を「1Satoshi(ビットコインの最小単位で1BTCの1億分の1」から設定できる。このシステムは、「ナノペイメント」と呼ばれている。
野口悠紀雄.仮想通貨革命で働き方が変わる――「働き方改革」よりも大切なこと(Kindleの位置No.1175-1178).ダイヤモンド社.Kindle版.
世界中、特に欧州圏ではウェブコンテンツを閲覧する際にAdブロックのアプリを利用している人が多く、ウェブ広告の収益が落ち込んでいるようです。
その流れに沿って、
ウェブコンテンツの作成者が広告収入とは別の収益モデルを確立するために、ビットコインの少額決済サービスが注目されているのですね。その代表的なのものが2014年にドイツで設立されたSatoshiPayというサービスなのです。
今日はこのSatoshiPayの使い方をマスターしたので忘れないうちにメモしておきますね。
- SatoshiPayに登録する
- マイクロペイメントを設置する
SatoshiPayに登録する方法
まずはSatoshiPayに登録します。

Step1. 登録情報の記入
まずはこちらのSatoshiPayの登録ページから個人情報を登録しましょう。
個人情報といってもライトなもので、
- 名前
- コンテンツ課金させたいウェブサイトURL
- メールアドレス
- パスワード
のみですね。

Step2. メール認証
すると、登録したメールアドレスにSatoshiPayからメールが届きます。
Confirm your email address to get started
という件名のメールですね。
迷惑メールに分類されている可能性があるので迷惑メールボックスもくまなく探してみてください。現にぼくは迷惑メールボックスで発見しました笑
Step3. 支払先のビットコインアドレス登録
このままではいくら課金したい人がいてどこに支払えばいいかわからない状態です。
そのため、
課金されたビットコインを収めるウォレットのアドレス
を登録しないといけませんね。
登録方法はSatoshiPayのダッシュボードから「Payout Address」というメニューを選んでください。
Bitcoin Payout address
という欄に自分のウォレットのアドレスを入力しましょう。

ちなみにビットコイン取引所にCoincheckを使っている方は「コインを受け取る」から自分のウォレットのアドレスを確認できますよ。

こいつをコピーしてSatoshiPayに登録しちゃいましょう。
ビットコインの少額決済をWordPressのサイトに設置する方法
以上がSatoshiPayを使い始めるための準備でした。
お次は、実際にウェブコンテンツ(WordPressのサイト)にどうやって埋め込むのかについてまとめておきましょう。
Step1. プラグインインストール
まずはワードプレスのサイトで新規プラグインをインストール。名前はもちろん「SatoshiPay」というやつです。

Step2. API&secretキーを設定
ただプラグインをインストールしただけだとまだ使えないのでプラグインの設定が必要です。
SatoshiPayの設定メニューに行くと、
- API Key
- API Secret
の2つの情報の記入が迫られるので、こちらを先ほどのSatoshiPayのダッシュボードから取得しましょう。

SatoshiPayのダッシュボードのメニューから「API Accesss」を選択。
すると、先ほどの2つの情報が記載されていることでしょう。

これらをコピーしてSatoshiPayプラグインの設定画面でペースト。
これで準備完了。
Step3. ワードプレスのテキスト情報を課金対象にする
ワードプレスの記事編集画面で右のSatoshiPayの欄に注目。
「Paid Post」にチェックを入れて、閲覧するために必要なビットコインの金額を入力していきます。ビットコインの単位はもちろん「satoshi」。

1satoshiは1BTCの1億分の1ですね。
ただ、単にチェックを入れて金額を入れただけだと、記事全体が課金対象になってしまいます。もし、記事の前半だけ無料で後半を有料にしたい場合、記事編集画面から「Insert Start tag」を追加しましょう。

「Insert Start tag」以後のテキスト閲覧が課金対象とすることができますよ。
Step4. 写真や音楽、動画を課金対象にする
いや、テキストではなく、
- 音楽
- 写真
- ビデオ
などをビットコインの課金対象としたい場合。こちらは先ほど同様記事の編集画面から、SatoshiPayを選択し、
- Download
- Audio
- Video
- Image
の中から課金させたい対象を選びましょう。

今回この記事では試しにサイト内の画像を課金対象としてみました。
この画像を閲覧するために1satoshiを設定しましたので、1ビットコインの1億分の1かかることになります。
何か袋とじの雑誌を作っている気分になってきましたが、課金して確認してみたい方はどうぞ!笑
コンテンツ課金を少額のビットコインで実現したい方にはSatoshiPay
以上がSatoshiPayの使い方でした。
1ビットコインの1億分の1から課金ができる少額課金サービスで、何よりもワードプレスのサイトですぐに使えるのがいいですね。
いつかウェブサイトの広告が全てブロックされる
という恐怖の時代に突入しても、本当にいいコンテンツを提供し続けていればこのようなマイクロペイメントの仕組みでコンテンツプロバイダーが守られるのかもしれません。
ウェブメディアを運営するものとしては読者にしっかり向き合って相手に必要な情報を提供するということが改めて大事であることを認識しました。
これらの他にもビットコインを利用したサービスを知りたい!
という方は「仮想通貨革命で働き方が変わる」を読んでみてくださいね。
それでは!
Ken
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